NBA:「クリス・ポール(LAC)のターンオーバーはグリーン(GSW)のファール」

LAクリッパーズ(LAC)対ゴールデンステート(GSW)のプレイオフ1stラウンド初戦、終盤残り約10秒でクリス・ポールがボールをコート外に出してしまったプレイ。手を伸ばしたドレイモンド・グリーン(GSW)のディフェンスはファウルだった、とするNBA事務局からの声明。ただ、ビデオ判定による見直しは「どの選手がボールを出したか」などの一部の範囲に限られ、「ファウルかどうか」の判断は見直しの対象外、とか。要は「レフェリーのファール判定に物言いがつき、それでビデオ判定に・・・」とはならない、ということか。


Under the existing rule, referees may only use instant replay to determine which player caused the ball to go out and a limited set of other reviewable matters. Just prior to the ball going out-of-bounds, Paul was fouled by Green and Paul should have been granted two free throws. Contact preceding out-of-bounds calls is not a reviewable matter.”

NBA says Chris Paul was fouled by Draymond Green at end of game” (CBS Sportsより)

LAC, IND, TORが本拠地で黒星スタート – 2014 NBAプレイオフ 1stラウンド

2014 NBAプレイオフが米国時間19日についに始まった。初日の勝敗は次の通り。

    • オクラホマシティ(OKC, 2位) 100 – メンフィス(MEM, 7位)86
    • ゴールデンステート(GSW, 6位)109 – LAクリッパーズ(LAC, 3位) 105
    • アトランタ(ATL, 8位)101 – インディアナ(IND, 1位)93
    • ブルックリン(BKN, 6位)94 – トロント(TOR, 3位)87

[*チーム名(略称、シード順位)得点]

ホームコートアドバンテージをもつ上位チームが3つも敗れるという、ある意味「波乱の幕開け」。

とくにINDは、レギュラーシーズン38勝(44敗)のATLに完敗。ESPNにあるゲームフローをみると、Q3残り7分半あたりからいっきに突き放され、そのままほとんど点差を縮められずに終わったことが伺える。ESPNの解説者をしているジョージ・カールがひとこと「INDはぶっ壊れてる」(”I think they are broken”, “Indiana Pacers are a broken basketball team”と評しているほど。

いっぽう、アンドリュー・ボガット(スターターのセンター)を故障で欠くGSWに対して、かなり有利とみられていたLACだったが、2本柱のクリス・ポール(”CP3″)とブレイク・グリフィンがいずれもファウルトラブルで、とくにグリフィンは出場時間がわずか19分、しかも大詰め(残り1分をきったあたり)でファウルアウトと散々な結果。また、頼みの綱のCP3も、勝負どころでターンオーバー(残り18秒、107-105)したり、フリースローを続けて2本はずす(残り11秒、108-105)などいまひとつ踏ん張りがきかなかったようだ。ドク・リバースHCが第2戦に向けてどう修正してくるかに注目。

BKNとTORの対戦は、ひとことでいうと、ポール・ピアース(”The Truth”)の健在ぶりを見せつけられた試合。好調な滑り出しだったBKNがなかなかTORを突き放せず、Q4途中で逆にTORにリードを許す(残り5分13秒、75-76)となったあたりはESPNのアプリ(SportsCenter)でみていてどうなることかとやきもきしたが、ピアースが残り2分58秒(3ポイント)、同2分21秒、同1分31秒、同51秒と続けてショットを決めて、詰め寄るTORをそのたびに突き放した。この試合がプレイオフ(スターター)137試合めとなるThe Truth、ショットを決めた後に感極まって(?)「オレはこのためにこのチームに(トレードされて)きたんだ」(”That’s why they got me here!”)と叫んだとBleacher Report(b/r)記事に書かれているが、NBAのビデオにもその場面が出ている。

2014 NBAプレイオフ – 1stラウンド予想(Grantland)

米国時間19日からNBA 2013-14シーズンのプレイオフが始めまるのにあわせて、いろんな媒体から予想が出されている。ESPN系列の「Grantland」ではNBA担当ライターのZach Loweが以下のような予想をしている(「NBA Playoffs Preview」)。各対戦の出てくる順番はLowe自身の注目度の大きさ、関心度の高さを示すものと思われる。

ウェスト

  • LAクリッパーズ(LAC, 3)vs ゴールデンステート(GSW, 6):LAC 4勝2敗
  • オクラホマシティ(OKC, 2)vs メンフィス(MEM, 7):OKC 4勝3敗
  • サンアントニオ(SAS, 1)vs ダラス(DAL, 8):SAS 4勝0敗
  • ヒューストン(HOU, 4)vs ポートランド(POR, 5):HOU 4勝1敗

イースト

  • マイアミ(MIA, 2)vs シャーロット(CHA, 7):MIA 4勝0敗
  • シカゴ(CHI, 4)vs ワシントン(WAS, 5位):CHI 4勝2敗
  • トロント(TOR, 3)vs ブルックリン(BKN, 6):BKN 4勝2敗
  • インディアナ(IND, 1)vs アトランタ(ATL, 8):IND 4勝2敗

*チーム名(略称、レギュラーシーズン順位)

全体としてほぼ順当なところという感じもするがさて実際にはどうなるか。

ところで、この勝ち上がりでいくとカンファレンス・セミファイナルは次の組み合わせになる。

ウェスト
OKC vs LAC
SAS vs HOU

イースト
IND vs CHI
MIA vs BKN

イーストのBKNとMIAはほぼ互角(レギュラーシーズン中はBKNの4勝0敗だったがいずれもごく僅差)、ただこれは実質的に少し前の「ボストン vs マイアミ」の戦いともとれ、そうなると何が起こっても不思議はないかも知れない。

IND vs CHIはCHIがやはり優位か(INDのロイ・ヒバートやデビッド・ウェストが奮起して、CHIのジョアキム・ノアの勢いをくじいたら話は違ってくるかも知れない。あるいは、INDのポール・ジョージがレギュラーシーズン前半なみに再生できれば)。希望としては、カンファレンス・ファイナルでBKN vs CHIというカードを観てみたい(BKNとしてはそこまで進めればひとまず合格点かもしれない)

ウェストのOKC vs LACは、どっちが勝ってもおかしくなさそう。LACのインサイド(ブレイク・グリフィンとデアンドレ・ジョーダン)にOKCはどう対応するのか?OKCのウェストブルックとLACのクリス・ポールのマッチアップは?等々、これはみどころ一杯のかなり派手な戦いになるかも、と期待。いずれか勝ったほうとSASとのカンファレンスも非常に楽しみ。

そうしたことで、個人的には、BKNとLACがファイナルで対戦(つまり、ポール・ピアース w/ ケビン・ガーネット vs ドク・リバース、という旧ボストン同士の対決)というのがいちばんの希望。

2014 NBAプレイオフ – 1stラウンド予想(NYTimes)

米国時間19日からNBA 2013-14シーズンのプレイオフが始めまるのにあわせて、いろんな媒体から予想が出されている。以下は「Turning Up the Intensity」と題するNew York Times記事からのもの(予想しているのはBenjamin Hoffmanという記者)

イースト

  • インディアナ(IND, 1)vs アトランタ(ATL, 8):勝者 IND
  • マイアミ(MIA, 2)vs シャーロット(CHA, 7):勝者 MIA
  • トロント(TOR, 3)vs ブルックリン(BKN, 6):勝者 BKN
  • シカゴ(CHI, 4)vs ワシントン(WAS, 5位):勝者 CHI

ウェスト

  • サンアントニオ(SAS, 1)vs ダラス(DAL, 8):勝者SAS
  • オクラホマシティ(OKC, 2)vs メンフィス(MEM, 7):勝者MEM
  • LAクリッパーズ(LAC, 3)vs ゴールデンステート(GSW, 6):勝者 LAC
  • ヒューストン(HOU, 4)vs ポートランド(POR, 5):勝者 HOU

*チーム名(略称、レギュラーシーズン順位)

意外さという点では、まず「オクラホマシティがメンフィスに負ける」というのが一番にくるかと思う。筆者のHoffmanは「MEMのインサイドーーマーク・ガソールとザック・ランドルフの2枚看板のほうを、OKCのバックコート陣ーーケビン・デュラント&ラッセル・ウェストブルックよりも高く買っているようだ。ウェストブルックは、右膝のケガの心配もあるし、試合によって当たり外れも大きいので、ケビン・デュラントの「一枚看板」となってしまうと、昨年(のプレイオフ)と同様の結果になる、と考えているらしい。

2番目に意外なのは、「ブルックリンがトロントに勝つ」という予想。「若さ・勢いのTOR」対「ベテラン=プレイオフ経験者揃いのBKN」で、レギュラーシーズンは2勝2敗の五分。「プレイオフはやはり経験がものを言う」ということだろうが、BKNとしては早めに片を付けたいところかもしれない(シリーズが長くもつれるようだと、TORは自信を付けてくるし、BKNはベテランの疲れが溜まってくるから)

なお、この記事にはプレイオフ全体についてNYT関係者5人が予想したものも出ている。「OKC優勝」が2人、「MIA優勝」が2人、「SAS優勝」が1人で、ファイナルの組み合わせについては「*OKC vs MIA」「*SAS vs MIA」「*OKC vs IND」「*MIA vs MEM」「*MIA vs OKC」となっている(「*」が勝者)

またマイク・フラテロ(Mike Fratello、クリーブランドなど複数のチームでHCを歴任)は「今年はサンアントニオ(SAS)が優勝するんじゃないか」などと別の記事(「30 Seconds With Mike Fratello」)で予想している。