「ラスのパラドクス」を克服?サンダー、シリーズ3戦目でロケッツに競り勝ち

これだからプレイオフというのは面白い・・・ロケッツ(HOU)対サンダー(OKC)のプレイオフ・ファーストラウンド第三戦で、サンダーがなんとか競り勝った(115対113)。下馬評でも不利の見方が目立ち、実際に2連敗したサンダーだが、試合を重ねるごとに着実に戦い方を修正してきているようで、うまくやれば第7戦までもつれ込むのではといった期待も湧いてくる。ビリー・ドノヴァン(OKCのHC)は昨シーズンのプレイオフでもウォリアーズ相手に期待以上の有能さを発揮していたと思うが、かなり不利な選手の顔ぶれでよくもここまで、という感じも改めてしている。

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スタッツで目立つのは、ロケッツのアシストが10と妙に少ないこと、それにジェームズ・ハーデンのターンオーバーが7と比較的多いこと、それにフリースローも18分の18とかなり多いことで、あるいはハーデンに対するディフェンスで早めに圧力をかけて、といったことがあったのかもしれない。

サンダーのほうは、ラス(ラッセル・ウエストブルック)がうまくチームメイトを活かす方法を見つけたらしい。「48分間チームメートを信頼するという仕事をもっとしっかりやらないといけなかったが、今夜はそれができた」云々とコメントしている。第2戦でラスがベンチに下がっていた間にOKCが12点のリードをひっくり返された、などと聞いて、「だれかもうひとりスター選手がいてくれたら・・・」などと思ったものだが(もうひとりがポール・ジョージあたりだとどうなんだろうか)。

Russell Westbrook’s more reserved triple-double is just enough in Game 3 win – ESPN

スーパースターが孤軍奮闘してもチームはなかなか勝てない、というのはいまさら改めていうことでもない(最初の3ピート以前のマイケル・ジョーダンがそうだったとか、過去にいろんな例があるはず)。また「チームメイトの力を引き出せるかどうかも中心選手の技量のうち」といった指摘もよく目にする(レブロン・ジェームズはそれがうまい、とか)。チームゲームだから当然といえばそれまでかもしれないが、ラスがひとりで頑張ろうとすればするほど、相手チームとしては守りの焦点が絞りやすくなって、その分サンダーの勝ち目も減るという悪循環というかパラドクスがあり、そんな課題をOKCがクリアできたというのは、ラスにとってとても大きな進歩かもしれない(本当のところはどうだったのか)。

いずれにしても、OKCが次の試合を落とせば第5戦でシリーズの片がつく確率も高そうで、そうならないためにもラスにも他の選手にももうひと頑張りしてほしいと期待する次第。

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