「ピーナツバター&ジェリー・サンドウィッチ(PB&J)」はNBAチームの活力源

「NBA選手がはまる秘密の食べ物(”The NBA’s Secret Addiction”)」という見出しの付いたESPN特集記事がちょっとした注目を集めているようだ。

The NBA’s Secret Addiction – ESPN

下記のような感じで、スポーツニュースのSBNation以外にも、政治経済系?のQUARTZ、タブロイド紙のDailymail、それにライフハッカー(Lifehacker)など、いろんなジャンルの媒体でこの話題を取り上げていることがわかる。

The NBA is powered by peanut butter and jelly sandwiches – QUARTZ
Why NBA athletes rely on PB&J sandwiches to boost energy – and nurture their MENTAL health – Dailymail
Eating Like an NBA Star Is Easier Than You Think – Lifehacker
Luke Walton waged war against the Warriors’ trainer over PB&J sandwiches and won – SBNation

ネタ元となったESPN記事のテーマは、見出しに記したピーナツバター&ジェリー・サンドウィッチ(PB&J)。もっとも、話の中身や写真から推測すると、挟む食パンにも中身にもいろんなバリエーションがあり、ジェリー(=ジャム)もイチゴのほかに、グレープやクランチィ(“crunchy”?)といった種類もあるそうだ。

この記事の冒頭には、PB&JがNBAチームのロッカールームに用意される「定番スナック」になったきっかけに関する逸話がある。それによると、2007-08シーズンに優勝したセルティクスで、あるとき(2007年12月)試合前に空腹を覚えただれか(選手の名前は出ていない)が「PB&Jが食べたい(”Man, I could go for a PB&J”)」とコーチの一人に言った。このコーチについてはストレングス&コンディショニング担当のブライアン・ドゥ(Bryan Doo)という名前がある。そして、それを聞いたケヴィン・ガーネット(KG)が、「いいな、試してみよう(”Yeah, let’s get on that.”)」と言ったので、言われたドゥが手配して選手に食べさせた。その晩のゲームでKGは調子がよく、それで次の試合以降もPB&Jを用意することになった・・・。

プロの勝負師が験担ぎ(げんかつぎ)で決まったものを口にする、というのは以前に別のところでも見聞きした覚えがある(日本のプロ野球選手で登板前にはかならずカレーライスを食べる、というような投手がいなかったか)。このPB&Jの場合もそれと同じようなことだろう。

さらに、セルティクスが同シーズンに66勝して、NBAチャンピオンにもなってしまったものだから、この験担ぎの話を耳にしたほかのチームの関係者も興味を持った。また選手やコーチの移籍に伴って、ネッツ(KGとポール・ピアース経由)、グリズリーズ(トニー・アレン)、マジック(グレン・デイヴィス=ビッグ・ベイビー)、クリッパーズ(ドク・リバースHC)などでもこの習慣が取り入れられるようになった。

その結果、いまでは全チームがそれぞれ工夫を凝らしたPB&Jをそろえるようになっているという。PB&Jの種類については「20種類を用意」しているというブレイザーズの例が写真付きで紹介されていたりもする。

また昨シーズンのウォリアーズでは、新しく加わったトレーナーが身体によくない甘いもの(砂糖の入ったもの=チョコレートバーなども含む)をNGとする施策を実行したが、ルーク・ウォルトンHC代行(現在LALのHC)が先頭に立って選手を巻き込みながらPB&Jを復活させた、という話がSBNationでは紹介されている。

そんなPB&Jの「効用」については、「子供時代の記憶を蘇らせる」(それで選手は気分よくコートにたてる)といった精神的なものや、なかに含まれる栄養素(砂糖や塩分、タンパク質や澱粉)やその匂いが脳に刺激を与えて、ドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質の分泌を促される、といった説明もある。

さらに、PB&Jは一個につきだいたい400〜500 カロリーもあって、決して身体にいいとはいえないものの、「腹を空かした選手に、アリーナ内のフードスタンドで売っているようなジャンクフードを口にされるよりはPB&Jのほうがよほどマシ」というチーム関係者の話も出ている)・・・だんだんおなかが空いてきた)。

NBAの各チームが選手に出しているPB&Jを「全種類食べられるサンドイッチ・バー」みたいなもの(飲食店)があればいいのにな。

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