ラッセル・ウエストブルックの「意外な側面」を伝える3つの話

開幕からの3試合で115得点、35アシスト、37リバウンドをマークしたラッセル・ウエストブルック(ラス、OKC)。攻め手に乏しいOKCにあって孤軍奮闘の感は否めないけれども、プレシーズンを含めてどんな試合でも決して手を抜かないというラスの大活躍(「スーパー・ラス」)を期待する向きにはいまのところ大満足の結果といえようか。

さて、The Crossover(SI.com)のリー・ジェンキンズが書いたラスについてのレポートをやっと読んだ。

Russell Westbrook: ‘I Was Never Going To Leave’ – SI.com

ジェンキンズがわりと長い時間をかけて取材した上でまとめたと思われるこの記事、メディアの取り扱い(コントロールなど)に長けているとされるOKC球団の「新しいチームの顔」をアピールしようという意図が感じられる気もするけれど、それでもこれまでほとんど見聞きしたことのなかったラスの意外な側面といったものが描かれていてとても興味深かった。ラスのファンの方々にはいずれも周知の事柄かもしれないが、今回はラスのそんな側面を伝えていると感じられる3つのエピソードを簡単に紹介してみる。

1)ラスは几帳面(もしくは多少の神経質)

極端なキレイ好き(neat freak)であるラスは、OKCのトレーニング施設に自分用のシャワーブースとマッサージテーブル、それに駐車スペースを確保している。また、たとえばジョシュ・ヒュースティスのロッカーが散らかっていれば「キレイにしておけ」 (“We keep it clean here”) と忠告し、スティーブ・アダムズが紐を結ばずにシューズを履いているとそのことも注意する。

ラスは時間にも几帳面で、毎朝9時から30分間がシュート練習、9時半からが10時が朝食と決まっている。朝食の料理が出てくるのが1分でも遅れると、手首を軽く叩きながら「なんかあったのかな」と訊いてくる。

2)ラスは人見知り

「ラスは人と打ち解けたり、人を信用するようになるまでに長い時間がかかるが、ここ(OKC)では自分がすでにそうなっていることをわかっている」というニック・コリソンのコメントを記した一節があり、その前のほうにはラスが「a‑‑hole」「piece of s—」といった言葉を口にするのは、相手に対してすでに胸襟を開いている証拠といった記述がある。

3)ラスは思いやりの人

ラスの高校時代のチームメイトのひとりが練習中に心臓肥大で亡くなった際、ラスは故人の暮らしていた祖母の家まで行き、自分にできる雑用をこなしていた。「われわれがラスのことを気に入った理由のひとつが、ラスの思いやり(compassion)」というOKCスカウトのコメントが紹介されている。

ラスの豪快なプレイぶりやあのファッションセンスから、なんとなく「都会育ちの洒落たタフガイ」というような先入観を抱いていたが、内面にとても繊細な部分を持ち合わせていることがわかって面白かった。

OKCはいまのところ三連勝、ただしシクサーズ(PHL)、サンズ(PHX)、レイカーズ(LAL)といずれも勝って当然という相手にだいぶ手こずっていたようだ。明後日(米国時間2日)にはアウェイでの対クリッパーズ(LAC)戦があり、その後にはバックツーバックでウォリアーズ(GSW)戦がある。格上のチームを相手にラスがどこまで活躍できるか、とくにどの程度上手にチームメイトの力を引き出せるのか、といった点にとくに注目してみたい。

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